税制改正についてですが、今年の目玉は事業承継税制というのはよく耳にするのではないかと思います。
この制度、結構前からあるものの、使い勝手が悪過ぎて適用する人があんまりいなかったので、がっつり改正という運びになりました。

『納税猶予』という表現、どう響きますか?

猶予されているだけで、一定の約束を守れなかったら解除(=納税しろ!ということです)されちゃうのですが、この約束が難しかったんです。
自分が守れるものであればいいんですが、雇用している従業員に対する縛りもあって、自分自身ではどうにもできない部分が難易度を上げておりました。

このように使い勝手が悪いものは改正となるのは自然な流れです。

税制改正の中で、自分が気にするのは租税回避を防ぐための改正です。
今回の代表的なものは

・一般社団法人等による租税回避行為規制
・小規模宅地の特例の改正(家なき子)
など。

租税回避を防ぐための改正

いつの時代にも課税の公平という目的で税法とがありますが、その法律をかいくぐって見事なまでの節税案を考える人がいます。
自分が受験生時代に講義を受けていた法人税のK先生曰く、脱税は犯罪ですが租税回避は芸術です!と言っていたのが強く印象に残っています。
つまり租税回避とは課税の要件をくぐり抜ける知恵なんです。

ただし・・・
租税回避は、税法に抜け穴があったので通られたという考えになり、そこには当然のごとく税制改正という手段で対応してきます。
毎年毎年税制改正が年末に発表されますが、その度にくぐり抜けてきている人達の頭の良さを考えさせられます。
自動販売機スキームなんてほんとに感心しました。

租税回避を防ぐための改正

租税回避は素晴らしい!的な書き方をしてますが、法人税法、所得税法にはこのような行為に対応できる規定がありますので、全部が全部素晴らしい!というわけではありません。
健全な納税が1番です。