今日は法人の月次訪問についてです。

税理士の訪問って毎月必要なんですか?という疑問を持っている方はいるかと思います。
毎月訪問というのはお決まり事ではないので、決算のみとか四半期ごとの訪問などの関与の仕方もあります。
今回は毎月訪問、四半期決算ごとの訪問、決算のみの訪問について、それぞれのメリット・デメリットを挙げてみたいと思います。

メリット・デメリットは表裏一体の関係なので、毎月訪問のメリットは決算のみのデメリットであり、毎月訪問のデメリットは決算のみのメリットです。

四半期決算は両社の中間的存在といった感じです。
 
 
関与の仕方としては決算のみという関係はおすすめできません。
消費税の対策は次の事業年度が始まる前にしなければならず、決算のみの関与の場合、その対策ができません。
消費税の税額計算は原則によるものと簡易的にやるものとがあり、選択によって納税額にかなりの差が出たりします。
毎月の顧問料を払いたくないという考えだけで決算のみの関与を選択した場合、大きな損失を受ける可能性はあります。
 
 
それぞれの必要性
 
毎月訪問・・・事業規模が大きく、取引量が多い会社
月に1回訪問されるということで、経理を怠けられないという感じになります。経理は面倒な作業なのでついつい後回しになってしまいますが、毎月の経理処理の期限があることで、会社の円滑な運営を支援できます。
また、入力作業を確認したことによる安心を得られます。
 
 
四半期ごとの訪問・・・取引量がさほど多くない会社
売上高が大きくても、経費などが少なく、仕訳量がさほどない(月80件以下ぐらい)場合で、毎月毎月の損益を把握する必要性がないのであれば四半期に1回の関与でもいいのではないかと思います。
 
 
決算のみ・・・事業規模が小さく、取引量が少ない会社
売上1000万円以下で、毎月の経費もさほどなく、多額の設備投資予定もない会社に限定した方がいいと思われます。
 
 
 
税理士によって決算のみは受けませんとか、毎月訪問しか受けませんとかあると思います。
柔軟な対応ができるのかどうか、まずは聞いてみてはいかがでしょうか?
クラウドソフトが流行ってきているので、一切会いませんという関与の仕方も増えてきているようです。(データのみ見るという関与方法)
なので遠隔地での関与という話も耳にしたりします。
会社の運営は社長さんの経営理念によるものですので、それに見合った税理士探しをお勧めします。
 
 
 
当事務所では会社の発展を応援する立場ですので、成長に合わせた顧問料の設定をさせていただいており、さらに、訪問の回数などもお選びいただけます。
そして、訪問型と来所型でも設定を変えさせていただいておりますので、お気軽にお問合せいただければと思います。